毎日食べる野菜は安全で安心な物であることはもちろんのこと。
ちゃんと栄養のバランスがとれた野菜を食べてもらいたい・・・
その想いで続けています。
ミネラル栽培を行うためにまずは土づくり。
畑にする土の状態を知る「土壌分析」を行います。
皆様も聞いたことがあるかもしれませんが、
窒素・リン酸・加里（カリウム）
これら土の中に0.1％以上あるものを多量要素といい、
マンガン・鉄・亜鉛・ホウ素など0.01％以下のものを
微量要素といいます。
よく家庭菜園で堆肥を入れる、作物に栄養を、なんて考える養分は大抵、
この窒素・リン酸・加里。多量要素のことをいっていると思います。
多量要素も大事なのですが、
もし微量要素が無い状態で作物が育ったらどうなるでしょう。
答え 大抵はちゃんと実ります。
じゃ微量要素はいらないじゃないか？とはなりません。
マンガン・鉄・亜鉛など人間の体にも必要なこれらの要素は、
作物の代謝を助ける役目を担っています。
これら微量要素が少なければ、作物の体の代謝が十分に行われず、
土から十分な栄養も吸収しにくくなるため、
形にはなるとはますが、いわば不健康な作物になっていきます。
長くなりましたが、
ミネラル栽培には土壌分析は、
いま現在、畑の状態がどのようになっているかを知るため、
絶対に必要なのです。
畑の養分がどうなっているかを知ることで足りない要素を知り、
適量を追加することで植える前に健康な土壌をつくります。
植えた後も作物の成長具合を見て、
葉っぱに足りない要素をかけて補充することで（葉面散布）、
作物が健康に育つよう管理します。
こうして我々がつくりましたバランスの良い作物を
皆様に食べていただきたく、日々努力しております。
ちなみに、葉面散布の有効な条件は
・過湿、乾燥、低温、日照不足など作物の根が弱って養分の吸収能力が
低下した場合。
・収穫・摘菜（葉を摘み取るなど）で植物が弱った場合。
・花芽の成長促進、成長しすぎないよう徒長抑制をする場合。
・風水害や霜害、雹害などの気象災害後に回復をしたい場合など
